その先に描くのは、世界に誇れる音楽のまち。
背景 – Background
コザ(沖縄市)は、芸能における沖縄の首都と言っても過言ではありません。
沖縄に三線が伝わった大交易時代(14世紀末〜16世紀)から21世紀の現在に至るまで、コザでは異なる文化・芸能を自由闊達に取り入れた彩り豊かな「チャンプルー文化」の花が咲き誇っています。
第二次世界大戦後、米軍嘉手納基地のお膝下の街として、独自の発展を遂げてきたコザの街。その中で米軍人をターゲットにした音楽文化が花開き、コザのミュージシャンが演奏するロックやジャズは、熱狂的に受け入れられました。1960年代〜70年代、ゲート通りやセンター通り(現在の中央パークアベニュー)は、連夜多くの人で賑わい、ロック・ミュージックが途切れることはありませんでした。
同時にコザからは、力強いメッセージを孕んだフォークソングも生まれています。それらはアメリカのヒッピームーブメントや公民権運動など、カウンターカルチャーの影響を背景に広がりました。
またコザは沖縄民謡のレジェンドが数多く生まれ、育った場所としても知られています。その背景には、エイサーをはじめとする郷土の芸能が暮らしと深く結びついているということも大きく影響しています。日常的に三線を弾いて歌い踊るというライフスタイルが音楽シーンにもたらしてきた影響ははかり知れません。
コザの街にはジャンルを問わず様々な音楽が渦巻いています。多くのコザのミュージシャンは、創意工夫を凝らして、音楽的な実験と挑戦を繰り返してきました。そうした音楽と向き合う姿勢、精神が唯一無二の「チャンプルー文化」を生み出しているのです。そして今日も、この街のどこかで、新しい音楽の胎動が始まっています。
ミッション – Mission
ミュージックタウン音市場は2007年に沖縄市地域活性化の中核施設として生まれました。ライブハウス、音楽広場、音楽スタジオなどで構成された、「音楽の街」にふさわしい施設です。
音楽文化の創造推進、人材育成、音楽関連産業の振興、雇用機会創出、賑わいの形成、観光需要の活性化。そのミッションは多岐にわたります。
この中でも私たちが最も重要な要素と考えるのは、人材育成です。沖縄市から一人でも多くの新しい才能を探し出し、育てていくこと。あるいは、沖縄市以外の土地の才能をここで育てて送り出していくこと。そのことが沖縄市の音楽文化や産業の振興、雇用や賑わいの創出に直結しているのです。
新しい世代の才能なくして、音楽文化の隆盛はありません。5年後、10年後、コザが真の意味での音楽のまちとして、日本だけでなくアジアや世界で広く認知されるという絵を描き、そこを目指して歩んでいきます。
2020年4月1日
ミュージックタウン 音市場
那覇市の映画館・桜坂劇場の運営会社として2005年創業。桜坂劇場のコンセプトは、子供からお年寄りまで、世代を越えた人々に親しまれる町中の映画館・劇場。
年間約300本の映画を上映し、約60本のライブやイベントを開催、劇場を利用しなくても立ち寄れるカフェや沖縄の作家の雑貨・工芸品を扱うショップも直営。ワークショップ、桜坂市民大学は約150講座を開講。
劇場全体で毎年15万人前後の集客をコンスタントに維持。沖縄市民小劇場あしびなーでの毎月の上映会など、アウトリーチも積極的に行う。
2015年音楽レーベル「Music from Okinawa」をスタート。マルチーズロック、HARAHELLS、TOSH、element of the momentなどのCDをリリース。並行して、沖縄音楽の海外発信やアジアの音楽ネットワーク構築など独自の活動を行い、毎年アジアの音楽関係者を集めた国際音楽カンファレンス「Trans Asia Music Meeting」を開催している。
桜坂劇場公式サイト
会社概要
商 号 | 株式会社クランク |
本社所在地 | 〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3-6-10 |
設 立 | 2005年4月18日 |
代 表 者 | 代表取締役 中江裕司 |
資 本 金 | 3,000万円 |
T E L | 098-860-9555 |
事業内容
- 各種イベント・催事施設・ホールにおける音響・IT・映像・照明・舞台機材・空調・電気等の施設管理全般の保守管理運営業務ならびに技術者、オペレーターの派遣業務
- 各種機材のレンタルおよび企画・設営・施工・管理・運営の請負業務
- 会議場、各種イベントの催事施設のホール・ステージ等の音響・照明・楽器システムの設計施工
- 音楽コンサート・演芸等各種イベントの企画・制作・運営等プロデュース
- 音楽家・演奏家等のアーティストの公演、作品企画・製作
- 喫茶店・レストラン・ライブハウス等の管理、運営、営業の受託ならびに経営
運営店舗:ミュージックタウン音市場